バーガーキングの素晴らしいアンサー広告

ビジネスにも良きライバルは必要ですよね。

秋葉原のマクドナルドが閉店になりました。

それに対してバーガーキングがライバルを称えるポスターを掲示しています。

こんな心温まるメッセージが書かれています。

22年間たくさんのハッピーをありがとう。

私達の2軒隣のマクドナルドさんが今日で最終日を迎えます。
たがいに良きライバルとして、アキバを愛する仲間として
ちかくにいたからこそ、私たちもがんばることができました。マクドナルドさん
のいないこれからを思うと寂しさでいっぱいです。どうかみなさん、
勝手なお願いですが、今日は彼のところへ行ってください。ずっと背中を追い続けた
チャレンジャーの私たちから、スマイルを込めてお疲れさまでした。

追われる者と追いかける者がいるからこそ、そこに価値の高まりが生まれ続けるのだと思います。よくビジネスの現場で「競合はどこだ」「競合はどうだ」とか聞きます。

でも、大した大きさの市場ではないのにシェアを奪い合おうとしている様子を見て、マーケティングを理解できていないなと感じてしまいます。

マーケティングによって市場は創れます。市場は大きくできます。もちろん簡単ではありません。

そして、1企業だけでできることでもありません。でも、同じ価値を提供する者同士がお互い盛り上げあいながら、その市場を拡大していくようにしていれば、企業が十分に収益を上げていける状況は創れます。

バーガーキングのこの広告はまさにそれを体現しているなと感じまし・・・!?

22年間たくさんのハッピーをありがとう。






私たちの勝ち!?

ユーモア溢れすぎていて最高ですねw

ちゃっかりマクドのレシートを持ってくれば、コーヒーを無料にするキャンペーンを用意してるあたりも秀逸すぎます。

バーガーキングのプランナーはめちゃめちゃ優秀だなと、そしてそれをGOできる経営判断もかなりイケてるなといつも思わされます。

多くの企業が真似したくてもできないレベルのマーケティングです。企業としての核がしっかりと定まっているので、それをどう伝えるかの企画を考え実行するところに集中できているのだと思います。なので、いつも話題になるプロモーションを実施できているんだなと感じています。

自分たちが誰に対して、何を提供していて、どのように届けるのか。

マーケティングはその追究しかありません。

 

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