価値を与えるのがマーケティング

「ピンチはチャンス」この言葉がとても好きです。

すべての事象は捉え方次第でその存在価値が変わります。

なぜなら価値はそれを受け取る側が決めているからです。

どんな人にでも同じという価値は存在しません。

その前提に立ってマーケティングを行うと、見えていなかったものが見えやすくなります。

こんな事例がありました。

震災で商品自体に被害はなかったものの、ラベルを貼る前に被災したため、どのお酒かわからなくなりました。

適当にラベルを貼るわけにもいかないので、普通であれば売り物にはできない代物だと思われてしまうと思います。

でも、「どうにか売るすべがないか?」と考えた店主は、「何が入っているかわからないラッキー日本酒ボトル」として売り出しました。

良いお酒というのは共通しているので、ハズレ無しのくじ引きのような感じです。

ニュースで取り上げられ、SNSでも話題になり、おそらく完売したのではないかと思います。

 

僕自身、EC事業の方で数ヶ月未達が続く不遇の期間が少し前にありました。もう後がない!というところまで来た時、これまでは守りに入って実施してこなかったことなども、なりふり構わず実行に移しました。

これ以上悪くなることはないし、なったとしてもそこまでダメージはないと割り切って取り組んだ結果、奇跡のV字回復に繋がり、今も順調に拡大させられています。

「ピンチはチャンス」

一般常識を覆すアイデアはマーケティングを成功へと導くことがあります。

参考 https://corobuzz.com/archives/142059?fbclid=IwAR12Pp24BpOFMQpf40JNuZtst83WwiQ_AxsSqBv7CeS_lTVDkjMUO-rKMPY

 

平岡 大輔

株式会社テマヒマ 代表取締役/マーケティング歴20年/事業成長に悩む企業のweb集客ROI改善を支援/売れるLP改善を得意とし、大手から中小企業まで100本以上のLPを改善/著書『売れるランディングページ改善の法則(技術評論社)』

人気の記事
  1. 1

    焼畑営業になってませんか?

  2. 2

    高い買い物の心理|感情で決め、理屈で正当化する購買行動の仕組み

  3. 3

    都知事選2020で見た広告術

  4. 4

    マーケティングの新潮流

  5. 5

    日本一有名なツアーの裏側…

カテゴリー

関連記事