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懐かしさが人を呼ぶ「駄菓子屋」の力
ポケモンセンター帰りにサンシャインシティで見つけたのは、懐かしさ漂う駄菓子屋。
きなこ棒やよっちゃんイカ、スーパーボールまで、昭和世代なら誰もが心をくすぐられるアイテムが所狭しと並んでいました。
3歳の息子はアンパンマンのチョコビスケットを抱え、僕は「ヤッターメン」や「よっちゃんイカ」に目を奪われます。
普段は冷静に買い物をする僕も、思わず大人買いしそうになりました。
人がつい買ってしまう「売り場の仕掛け」
駄菓子屋のような空間は、人の購買心理を自然に刺激します。
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狭い空間に大量の商品 → 探す楽しみを演出
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安価だからこそ「つい買いすぎる」心理が働く
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懐かしさ・希少性が感情を揺さぶる
実際、数十円の商品なのに1000円以上購入している大人がちらほら。
売り場自体が「需要を生み出す装置」になっているのです。
「買い物好き」の心理を理解する
僕自身は目的買いしかせず、無駄な買い物をほとんどしません。
ですが奥さんのように「いいものないかな?」とウィンドウショッピングを楽しむ層も確実に存在します。
楽天市場やドン・キホーテ、100円ショップなどはまさにこの層を取り込んでいる典型例。
掘り出し物を見つける快感が、リピートの動機になっています。
👉 マーケターとしては、この「買い物好き層」を意識した売り場設計が重要です。
EC時代に求められるUSP(独自性)
「商品ラインナップを増やせば売れる」わけではありません。
総合通販では価格比較に巻き込まれ、大手EC(Amazon・楽天・ヨドバシ)と戦うことになります。
だからこそ必要なのがUSP(ユニークセリングプロポジション)=独自性。
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「ここでしか買えない」商品
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「このお店だから選びたい」という体験
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選ぶ楽しさを設計した売り場
駄菓子屋は「都心の商業施設にある希少性」という独自性で成り立っています。
オンラインでは立地の有利さはありません。だからこそ差別化されたラインナップや体験設計が生き残りのカギになります。
まとめ:駄菓子屋から学べる3つのポイント
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希少性や懐かしさで感情を刺激する
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選ぶ楽しさを提供する(買い物好き層を意識する)
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価格ではなく独自性で勝負する(USPを打ち出す)
売り場づくりは単なる商品陳列ではなく、購買心理を設計するマーケティング活動です。
あなたの売り場にも、思わず手が伸びてしまう「仕掛け」はありますか?