SEOに起こる大きな変動

  1. コラム

webマーケティングを行っている全ての企業に対して大きな重要なニュースが飛び込んできました。
Googleの検索結果がPC版とモバイル版とで分離されるというニュースです。

米国のSEOニュースサイト「Search Engine Land」によると、「Within months, Google to divide its index, giving mobile users better & fresher content Currently, Google has a single index of documents for search. Google’s Gary Illyes announced they plan on releasing a separate mobile search index, which will become the primary one.」

『数ヶ月以内にGoogleはインデックスを分離することを発表。これによりモバイルユーザーにより良く、新鮮なコンテンツを提供することを目指す。Googleは現在1つのインデックスしかないが、Googleのゲイリー・イリーズ氏によると同社は分離されたモバイル専用のインデックスを公開予定。そしてこのモバイル専用のインデックスが今後Googleの主要なインデックスにすることを決定』(2016年10月13日 Search Engine Land by Barry Schwartz)<引用:鈴木将司公式ブログ | SEOセミナー

これまではスマホ対応させていることで、主としているPC版の検索結果にプラスとなる仕様でした。でも今後はPC版、モバイル版とで別の評価がされることになるようです。そうなるとどういうことが起こるのか?以下の予測が立てられています。

1、従来どおりサイト内の全ページをスマートフォンで見ても見やすいようにスマートフォン最適化をしなくてはならない

2、自社が運営している全てのサイト、全てのブログの全てのページをスマートフォン最適化しなくてはならない

3、そのため、これまでPC版サイトの一部だけをスマホ対応するという「小型サイト」を運営してきた企業は今後メインの検索エンジンになるスマホ版Googleには限られたページしかない「小型サイト」が表示されることになり多くの本来得られるべきアクセスを失う

4、スマホ版Googleで上位表示するためのリンク対策はこれまで特になかった。

1~3については、既に重だということは知られているので、きちんとwebマーケティングに取り組めている企業であれば対策済みだと思います。

今回、個人的にも大きいなと思ったのは、4の「0ベースでモバイル版サイトの評価を高めるための外部リンクを集める必要が生じる可能性がある」ということです。

これまでサイト運営をして外部からのリンクをせっせと貯めてきたサイトも、それがPC版のサイトだった場合モバイル版の評価にはならないという自体になると、新たにモバイル版サイトで評価の高いサイトからのリンクを得る必要が出てきます。これまで築いた財産がなくなるに等しい事態です。

デバイスを指定して外部サイトからの評価を集めるのも難しいなと感じる一方、本来リンクをもらいやすいブログやニュースサイトなどは既にスマホ対応させているので、最近得たリンクであれば問題はなさそうです。昔とった杵柄で上位に君臨しているサイトは危ぶまれる可能性はあります。

あとは人工リンクを生成して上位表示しているサイトなどは格好の餌食だと思います。最近ではここ2−3年では使い回しの外部リンクを売る業者も目立たなくなりましたが、またこの大きな変化に便乗して、スマホサイトの順位をあげるためにうさんくさい業者が湧いて出てこないことを祈るばかりです。

今回参照したブログの筆者鈴木さんも仰ってますが、本質的には「ユーザーが使い勝手のよいサイトで、彼らの求める情報を提供するサイトに対してGoogleは評価を与える」ということに変わりはありません。


常に今のニーズに応じた形でサイト運営ができていれば、インフラが変わろうがなんら問題はないということです。

マーケティングをしていくのも同様、本質を捉えて原理原則に従って活動をしていれば、トレンドが変わったとしても、それで業績が落ち込むということはありません。

何かに頼っている状況だと共倒れする可能性があります。流行りものに乗り続けるよりも、足元をしっかりと固めて、どんな環境の変化にも与えられる基盤づくりが最も重要だと僕は思います。

p.s.
コンサルティングをする中で、マーケティング組織の基盤づくりにも取り組んでいますが、この部分だけを切り出して改めて商品化しても需要がありそうだなと改めて感じました。
マーケティング知識の共通化、マーケティング機能の整理、パートナーとの協業体制構築、PDCAサイクル運用の仕組み化、、、

もしあなたがマーケティングの体制構築に課題をお持ちなら、是非一度、意見交換できればと思います。ご機会いただける場合は、こちらまでご連絡くださいませ。

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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