マーケティングチームの作り方

  1. コラム

マーケティング人材の不足をどう解消するか、というお話。

「Web担当者Forum」の10周年記念パーティにお邪魔してきました。「Web担当者Forum」は出版社のインプレス社が運営するwe担当者のための情報サイトです。

webマーケティングについて調べ物をしていると度々行き着く、マーケティング担当者の心の拠り所です。

主催者の方とお話するタイミングがあったので、企業の方の抱える課題について話を聞きました。いろんな課題を抱えているものの、最終的に行き着くのは「人材が不足している」ということでした。「育たないし、育ってもいなくなってしまう。できる人は中々見つけられない」という状況。

支援側の企業としても、一緒に取り組んできた人が居なくなった途端、そのプロジェクトを引き継げる人がおらず頓挫してしまいがち、という悩みを抱えていました。

どこの企業もできる人を求めているので、できる人はより大きなチャンスや報酬を求めて転職していきます。需要の多い職種なので人材の流動性は高いと言えます。

小さな組織であれば属人性に頼るしかないのですが、規模が大きくなりチームで取り組む状態になってくると、業務を型化して組織に落とし込む必要があります。

多くの企業が目の前の業務をこなすことに一生懸命になるため、型化して汎用的にしたり、実施したことを資産として蓄積する作業を後回しにしがちです。

そのため担当者が抜けると一気に業務レベルが落ち、業績にも悪影響を及ぼす事態となってしまいます。

事業を大きくするためには型化を進める

最近はチームビルディングを支援する形の仕事が増えてきています。僕がやっているのはできるだけ属人性を排除し、メンバーが共通目標と共通言語を持ち、人が入れ替わっても機能するチームを作ることです。

不足しているプレイヤーは外部のパートナーを巻き込み編成しますが、もちろんパートナーも属人的なやり方だと同じことなので、課題の見つけ方、対応方針などについても視界共有をして、他の人に変わっても同じように対応できるような状況を作りにいきます。

とは言え、個人のやる気や仕事への考え方などにも左右されるので、100%うまくいっているかというともちろんそうではありません。

どこにでもはめられる型はまだ作れていないので、今はいろんな企業の状況を取り入れながら、最大公約数を見つけて横転しやすいやり方を作れればと思っています。

担当者に依存しないチームを作る上で大切なこと

・マーケティングについての共通認識を持つ
・課題の洗い出し方、対策の立て方の共通認識を持つ(方針と基準を定める)
・全員が理解できる目標を定める
・目標を達成するために必要な業務を因数分解する
・各自の業務に共通目標を達成するために必要な目標(KPI)を定める
・業務内容を可視化して共有する
・定量的に管理&報告する

これらに取り組むことで、チームメンバーの仕事も自分事化しやすくなり、一体感が生まれるので、事業の課題をチームの課題として考えられるようになります。


その時とる対策は属人的なものではなく、「組織としてどう解決するか?」という視点になるので、チームとしての型ができていきます。

人が絡むことなので、一筋縄には生きませんが、まとまりのない組織はたいがい共通目標と共通言語を持てていません。

もし事業拡大のスピードが遅いことにお悩みでしたら、属人化を防ぎ、チームビルディングに取り組んでみてください。

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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