マーケティングにおける広告の役割

個別具体的な話の前に、広告がマーケティング活動においてどういう役割を担っているのかについてまずお話します。共通認識を持つことは大切なので。

広告はマーケティング・プロセスの最初のプロセスを生み出す装置です。

見込み客が自動的に顧客になってくれる仕組みづくりがマーケティングです。

そのマーケティングを実現するためには、顧客の意識を変化させて、その結果、行動を変化させることが必要になります。

見込み客は必ず、「認知(存在に気づく)」「興味(気になる)」「理解(詳しく知る)」「検討(迷う)」「購入(選ぶ)」の5つのプロセスをたどります。

そのためのプロセス(マーケティングプロセス)に見込み客を乗せるのが広告の役割です。

広告によって達成させること

広告が達成しなければいけないのは、「認知(存在に気づく)」「興味(気になる)」のプロセスです。

「認知(存在に気づく)」を達成しただけでは不十分です。興味を持ってもらえなければ、次のプロセスには進んでもらえないからです。

多くの広告が意味をなさない状況なのは、この「認知(存在に気づく)」しか達成できていないからです。

プロセスを理解していれば、「認知(存在に気づく)」だけでは不十分だということは明らかですよね。

広告では達成できないこと

そして、広告で「理解(詳しく知る)」を達成することも基本的には無理です。なぜなら、広告をじっくり見る人はあまり居ないからです。

記事型の広告などであれば、コンテンツと一体化している状態なので「理解(詳しく知る)」を達成させることは可能です。

ただ、広告の多くを占めるメディアへの単純出稿では達成できません。

「何を達成すべきか?」を明確にして、広告運用者とも共通認識を持てていれば、「認知(存在に気づく)」だけしか達成できないような広告が出てくることはなくなります。

広告の役割を理解した上で広告をしていれば、「なんでそのクリエイティブなの?」「そのキャンペーンって意味有るの?」という状況はなくなります。

今出している広告が「認知(存在に気づく)」「興味(気になる)」を達成して、次のプロセスへと進みたくさせられているか確認してみてください。

では、今日はここまで!

#広告

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