インフルエンサーをどう使うか

  1. プロモーション

THECOO社が、YouTuberにおける「マイクロインフルエンサー」の傾向の有無を独自で調査し発表しました。

同社では、TVやCMに出演した経験がある、もしくは100万人以上のチャンネル登録者(ファン)数を持つYouTuberを「スターYouTuber」、ファン数が10万以上100万人未満のYouTuberを「ミドルYouTuber」、10万人未満のYouTuberを「マイクロYouTuber」と定義しています。

「マイクロ」「スター」「ミドル」それぞれのYouTuberにおける平均高評価、コメント率を比較した。

その結果、マイクロYouTuberの高評価率は0.77%とスターYouTuberの0.44%に比べ1.8倍高く、マイクロYouTuberの「コメント率」は0.26%とスターYouTuberの0.11%に比べて2.3倍高いことがわかった。

また、ミドルとスターYouTuberを比べたところ、コメント率は1.09倍とほとんど違いが見られなかったものの、「高評価率」は1.25倍と高かった。これらのことから、ファン数が少ないYouTuberの動画の方が、よりファンの反応率が高いことがわかった。

マイクロインフルエンサーが今後のプロモーションの鍵をにぎる

Youtuberというと、何十万人もファンが居て、何百万PVも視聴される動画を持っている人を想像しがちです。

でも実際には大小様々な規模感で存在しています。THECOO社の調査結果からも見てわかるように、小規模コミュニティを形成しているインフルエンサーの方が良い反応を得られます。

大規模なコミュニティだと、どうしてもミーハーなファンの割合が増えてしまうためです。そのため、リーチ力はあるものの、ひとつひとつの発信に対しての関与度が低くなります。

今後情報は検索結果に取りにいくものではなく、誰かの発信から得るものに変わっていくと思います。これは大量になり受け止めきれなくなった情報を処理することが不可能になり、自ら取得しにいこうとすることすらも煩わしくなってきていることがあげられます。

もちろん検索結果が操作されているものだという認識が生活者にも浸透してきていることも挙げられます。

みんなが集落で生活していたような時代、そこに形成されている小さなコミュニティでは、誰かが持ってきた情報が人づてで広まるという伝播の仕方だったと思います。

SNSが浸透し、よりパーソナルなコミュニケーションがカンタンにできるようになった現代では、web上にたくさんの集落ができているように感じます。

これから先、インフルエンサーの起用が商品情報をターゲットに届けるためにより必要になります。

でも、その時に気をつけていただきたいのは、大きな声を持っている人にドンと丸投げをするのではなく、テマはかかりますが、身の回りにいるファンの人たちにしか届かない小さな声を束にすることです。

そして、インフルエンサーを単純な媒体(情報を媒介するもの)として捉えるのではなく、その人たちの言葉として届けることを意識して取り組むことが大切です。

つまり、ただ企業の言って欲しいことを言ってもらうのではなく、インフルエンサーの文脈にあったコンテンツづくりがプロモーションの成否をわけるということです。(プロモーションの成功を、商品の情報を魅力的に興味深く伝えるということを目的とした時)

インフルエンサーとファンが普段とっているコミュニケーションの一部として商品情報を届けることによって、商品をより魅力的に、効果的に伝えることに繋がります。

インフルエンサーとファンの関係に基づいた丁寧なコンテンツを提供すること。

それら一つ一つの効果的なアプローチを複数用意して、全体として大きな集落にすること。

それにより、インフルエンサーを起用したプロモーションをインパクトあるものにできます。

p.s.

THECOO社が提供している「iCON CAST」という、企業とYoutuberのマッチングサービスがあります。

「iCON CAST」の良いなと思った機能が、Youtuberのアカウントのデータを見れることです。この機能によって、各Youtuberのファン層や視聴時間などを基に企業側は選定ができます。

今後、企業とインフルエンサーを繋ぐサービスの重要度が増してくると考えているので、注目したいサービスです。


出典;http://markezine.jp/article/detail/24509

参考:http://markezine.jp/article/detail/24573

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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