先日、メルカリで長らく使っていないiMacを売りました。価格8,000円です。
処分しようと思っていたくらいの状態だったので、送料など抜いても5,000円くらいの黒字にできて喜んでいます。
メルカリを利用するのは今回で3回目くらいですが、いらないものが売れると収益以上に幸せな気持ちになりますよね。
久しぶりに利用して驚いたのが、コンビニで伝票を発行すれば発送伝票の作成の手間がなかったことです。めちゃ便利で、本当にこれだけでいいの?と驚かされました。
メルカリが作った価値の流れ
僕の奥様はメルカリで10万円以上売っています。不用品だけでお小遣い稼ぎができるのって凄いですよね。
メルカリ内で買ったものを売り、お金を使わずに買い物をし続けられる経済圏ができたことで、生活者の購入行動が変わってきています。
不用品を売ったポイントで欲しい物が買え、またそれも不用になればメルカリで売れるという価値の循環が生まれてきています。お得なものを探していた人たちはメルカリで物を探すようになり、今では買い物をする時の1つの判断基準になっています。
メルペイとしてメルカリ外でも売上を使えるようになったことがさらに大きく、メルカリ内だけの経済圏だったのが、普段生活している経済圏にまで広がりました。それによってよりメルカリポイントが流通しやすくなり、循環の輪が広がっていっています。
流行っているエンタメに手を出さない理由
マーケターは常にトレンドを意識しろ、流行っているものにはまず手を出せ、とよく言われます。でも僕は、ポケモンGOをしたこともなければ、スター・ウォーズも見たことはありません。
人が何に心を動かされているのか?ということを流行っているエンタメに求めることができるのも確かです。ただ、エンタメは一過性なことが多く、ブームではあるもののトレンドにはなりにくいコンテンツだと思っています。
なので、興味がないのにそれを追い求めることに意味がないと感じているから、流行っているゲームや映画に手を出してきていないのだと自己分析しています。ただの天の邪鬼だという話もありますがw
流行りからマーケターが読み解くこと
でもSNSやアプリなどは結構手を出してきました。新しいコミュニケーション手段だったり、人が思わず使いたくなる操作性など、サービス設計には興味を持っているからだと思います。
マーケターがなぜトレンドを抑えておかなければいけないかというと、「こんなに便利なサービスやツールを使っている人たち相手に、自分たちは商売をしているのだ」という感覚を持てるからです。
世の中の流行っているものを利用して、自分たちのビジネスを見返してみれば、ユーザーのことを考えきれていない部分や、買いにくい部分、使いにくい部分などが見つかってきます。
マーケターがトレンドに手を出すメリットとしては、自社の提供していることのほころびを発見できるところにあると思っています。
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