季節によって需要が高まったり低くなったりする商品があります。
ビールなど飲料であれば夏場、マスクやカイロなどは冬場。アイスも夏場に需要が高まるのですが、ハーゲンダッツは12月に最も売れます。
ハーゲンダッツと言えば、高いアイスクリームの代名詞となっています。日常的には食べないけど、ちょっと贅沢したい時に買っている人も多いのではないでしょうか?
コンビニで買えるようになったことで、より身近な存在になった印象を持っています。コンビニスイーツが人気となり、200-300円するデザートを買う人が増えているので、ハーゲンダッツの価格も相対的に高くなくなったことも売れている要因だと思います。
ハーゲンダッツは12月に最も売れる
その理由をハーゲンダッツのブランド戦略をされている黒岩さんは、年末のプチ贅沢として買われる傾向があるのではないかと考えています。ちょっとした贅沢として手頃で手に入りやすいものとして想起されやすい状況を作れているのだと思います。
お正月に家族が集まるので、贅沢感を楽しめるおやつとしても買い込まれているのではないかと思います。一般的に年末年始は購買力が高まります。新しい年に向けての準備やお祝いで、ちょっとした贅沢をする傾向にあるからです。
あとはクリーム系のアイスは冬場の方が売れるというのもあります。ガリガリ君のような氷系は夏場に売れます。雪見だいふくなどは冬場です。暑いときにはとにかく冷たさを感じられるタイプが人気で、冬場はあったかい部屋で適度な冷たさを感じながら味を楽しめるタイプを欲しくなります。夏の暑い日にこってりしたクリームを食べたくないですよね。
マーケターの目指すこと
需要期に売れるのは当たり前として、非需要期に売れると1年の売れ行きが底上げされます。
どういうマインドセットを見込み客に提供できれば、普段買わないタイミングで人が買いたくなるのか考えて仕掛けていくことが、マーケターとしての腕の見せどころだと思います。(超むずいですけどw)
p.s.
糖質オフな人になっているのであまり食べませんが、アイスも毎日食べていました。ハーゲンダッツも美味しいですが、僕がよく食べていたのは同じクオリティで手頃に買える「MOW」「牧場しぼり」です。あと「パルム」も捨てがたい。
参考 https://toyokeizai.net/articles/-/321778
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