希少価値の高い餃子に振り回された話

  1. コラム

香港点心専門店の「添好運 新宿(ティムホーワン)」が奥様の”今行きたいお店No.1”に輝いています。

新宿にOPENしたので、ちょこちょこ様子を見に行っているのですが毎回長蛇の列です。だいたい1時間程待ちの状況。僕が並ぶのが死ぬほど嫌いな人間なので、毎回代替案で済ませています。

ただの中華料理屋になんであんなに 並んでるんだろうと思ったら、香港でミシュランをGETしている有名店みたいですね。どの時間帯でも長蛇の列なので、並びたいと思う人がたくさんいる理由に納得しました。

先日、代替案で入ったお店が記憶に残るお店だったのでご紹介します。

その時も特に食べたいものがない中、ピンとくるお店を探しつつ、ちょっとした散歩を楽しんでいるような感じで新宿南口近くでお店を物色していました。

僕の目に「餃子館」という文字が入ってきました。黄色地に赤色で書かれているセール配色の力は偉大です。

餃子好きの僕の一存でその餃子館へ。雑居ビルの3階へエレベーターで上がると、如何にもな感じのドアが登場。恐る恐るドアを開けて入ると、左右に横長の店内は餃子屋というよりは、中華レストランのような様相でした。(丸テーブルで回転台がついてる感じです)

少ししてウェイタースタイルの店員さんがやってきて、席を案内してくれました。メニューを見ると餃子1200円、その他料理も1500円前後するような価格帯でした。

正直「高っ!」と思いましたが、中華料理屋ではなく中華レストランだと思えば、まぁそれくらいはするかなという印象だったので、とりあえず目当ての餃子と他数点の料理を頼みました。

待っている間、テーブルに置かれた紙にお店の紹介が書いてあったので読んでみると、なかなか凄いお店だということが判明します。

どうやらこのお店で提供している餃子は、清朝皇帝より当代随一とお墨付きをもらった「老辺餃子」というものだそうです。製法は秘伝で門外不出となっているため、本来は中国でしか食べられません。

このお店は中国の本店と提携していて、料理人を現地から派遣することで日本でも秘伝の味を食べられるようにしています。レシピを提供してもらっているとかではないところが秘伝の信憑性を高めてくれています。

この紹介文を読んで、餃子屋の餃子だと思っていたものが、中国でしか食べられない皇帝も絶賛した秘伝の餃子に変わったことで、一気に1200円の餃子に対する価格感が変わりました。

期待に胸を膨らませて餃子を待ちます。丸皿一面に並べられた羽つきの餃子が登場。羽を割り(少し固め)、皇帝の舌を唸らせた餃子をパクリ。

「なんか、ちょっと薬ぽい。。」

昔の人と今の人との味覚って違うもんやなと感じつつ、まだ希少性の方が勝っている状況だったので、良しとしました。

次の餃子を食べると、違う味!実は中身が4種あり、最初に食べたやつだけが若干微妙なだけだったので、最終的には満足して帰りました。

一度、認めた価値に対して自分の価値観を合わせにいこうとする心情があるということを学びました。

参考:添好運 新宿(ティムホーワン) http://timhowan.jp/

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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