検索広告は広告する商材によっておすすめの配信方法が違います。
まずは、基本的なところのおさらいから始めましょうか。
検索広告ってどういう広告?
検索広告とは、設定したキーワード(KW)が検索された時に、検索結果ページに広告を出すという仕組みの広告です。その広告がクリックされた時に課金されます。
自ら情報を集めにきている人に広告を表示できて、かつ興味を引けた時にだけお金が発生するという、なんともコスパの良い広告です。
その昔は、配信システムの精度が今ほど高くなかったので、”打ち間違い”や”スペースあるなし”など、ユーザーの検索したワードを的確に捉えたKWの設定が必要でした。
当時は広告文(TD)もKW毎に設定したりと労働集約型の仕事でしたが、今ではAIによってそのあたりの解釈の幅が広がり、煩雑さは少なくなっています。
逆にあまり細かく設定しすぎず、大枠を定めてあとはAIに任せるやり方を推奨されています。(代理店さんの仕事が楽になりました)
2つの配信方針
検索広告には大きく2つの配信方針があります。
自社名・サービス名・商品名など、自社固有の名称がKW化されている「指名検索(商標検索)KW」と、それ以外の「一般検索KW」です。
「指名検索(商標検索)KW」は、購入に近い見込み客が検索するKWです。
商品のことも、その売り手のことも知らなければ、買うことはできません。つまり、商品名を調べたり、売り手のことを調べたりしているということは、買う手前の検討段階にいる見込み客だと言えます。
その人に広告を出さないというのは、せっかくお店まで来てくれたのにシャッターを閉めてしまっているようなものです。わかりやすく入り口を示したり、お得な情報を流して呼び込んだりしなければ、せっかく買う手前にいる見込み客をみすみす逃すことになります。
なので、「指名検索(商標検索)KW」は必ず設定するようにしてください。
次に、「一般検索KW」です。これは、悩みの原因」や「問題の解決方法」、「解決のための商品」を探している段階の見込み客が検索するKWです。
例えば、「ダイエット おすすめ」「ダイエット 短期間」、「福岡 ホテル 安い」「韓国 激安ツアー」、「疲れ取れない」「マッサージ 新宿」などです。
多くの見込み客が何らかの答えを求めて情報収集をしています。そのタイミングに合わせて、検索広告によって自社が提供できる解決策を示してあげることで、申込みのためのランディングページへと誘導することができます。
「指名検索(商標検索)KW」は買う手前の見込み客です。なので、最もコスパの良い広告です。でも、商品のことも売り手のことも知っている人は多くありません。
なので、「一般検索KW」によって潜在的な見込み客に広告して、より多くの潜在的な見込み客との接点を持つようにします。検索広告で成果最大化を図る場合、「一般検索KW」の設計が肝となります。
ただ、ここには落とし穴があります。それについては、また明日。
コメント