カルピスの素敵なノベルティ

  1. 事例

うちではカルピスが常備されているのですが、先日新しく買ったものにノベルティがついてきました。150mlくらいの大きさのプラスチック製のコップです。

高さ10cmくらいのラッパ型に口が開いた、子どの手にピタリのサイズのコップ。カルピスの原液の量の目安が3段階の濃さで書いてあります。これがあれば子どもでも自分でおいしく作れます。

これ、飲む機会が増えるだろうと思います。自分で作る楽しさがある。また作りたくなる、作ると飲む、より好きになる。好循環が生まれますね。

愛される商品の付加価値

愛され続ける商品は、商品だけの良さではなく、それを使い続ける理由が作られています。

人が見えないECでは、売って終わりにされていることが多く見られます。商品力が問われるので、より商品に注目してしまうのかもしれません。

商売とは顧客との関係性を構築することだと思います。使い続けてくれる理由を作ることもマーケティング担当者の仕事です。

飲料などでよくノベルティをつけたキャンペーンをやってますよね。でもその多くはキャラクタータイアップのちょっとした便利グッズだったり、フィギュアです。ものとしてはあってもなくてもいいようなものが多くないですか?

キャラクターものはそのファンを取り込むためのフックとして利用されています。瞬間的に売れることはあると思いますが、それで継続的な関係を作れるわけではありません。こういったノベルティは販促として使われる、どちらかというと新規獲得のための手法です。

でもカルピスについてきたノベルティは違います。商品をより引き立てるためのアイテムです。商品を利用するシーンを楽しくします。メーカーが考えるおいしさを提供できます。正しい使い方を提供します。本来の価値を提供するサポートをする、商品を買った顧客のためのアイテムと言えます。

商品の本来の価値を提供し、子どもに対しては自分で作るという楽しい体験を提供できる、とても素敵なアイテムです。

新しい顧客を捕まえることばかりを考えがちですが、顧客に対して付加価値を提供していくことが、長く愛される商品になるための方法です。

5000円で売れる仕組みを作るスキルを手に入れる
マーケティング道場ONLINE

申込はこちら
平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

記事一覧

関連記事

Twitterアカウントを利用して3ヶ月

昨日のInstagram活用のポイントのお話が好評だったので、今日はTwitterの話をしようと思います。Twitterのアカウントは2009年に開設してましたが…

人の目を引くパッケージの作り方

この自販機を見てください。その名も「裏面自販機」。ダイドーさんが期間限定で設置している「パッケージではなく、中身で選ぶ自販機」です。アレル…

マーケティング駆け込み寺「陶板壁材」

マーケティング駆け込み寺。今回のご相談はこちら。【経緯】粘土瓦ではトップメーカーですが、近年市場規模(新築住宅着工数)の減少と金属屋根などの他素材メーカーがシ…

買わない人を顧客にする方法

1つの言葉だけで顧客を増やすきっかけを作った事例です。冷凍餃子でお世話になっている味の素さんが素敵な投稿をしていました。「手抜き」という言葉には後…

マーケターが持つべき問い

JR東日本アプリがリニューアルで使いやすくなったみたいです。これまでは多機能すぎて使い勝手が悪くなっていたところを、ターゲットを明確に…

売値を高める価値観の力

この画像を見て、自分なら買うだろうな〜と思いました。その理由についてお話します。先日のMarketing Media Dayの講演で、…