リアル10代インスタ事情

  1. コラム

メルカリ社×テテマーチ社のセミナーに参加してきました。テテマーチさんはインスタグラムを活用したプロモーション支援やインスタに関するメディアを運営している企業で、テマヒマ主催の渋谷マーケティング会議にも以前ご参加いただきました。

昨日はインターンで活躍されている方に、普段どんなインスタの使い方をしているのかを聞くパネルディスカッション形式の内容でした。限られたサンプルだとはいえ、若者のトレンドを感じることができ、良い時間になりました。いくつか情報をシェアします。

Q どんな企業アカウントをフォローしたくなるか?

A 友達がフォローしているアカウント(仲間の話題についていきたいという欲求があるようです)

A 好きなブランド(主にアパレルブランドでインスタでショールーミングして、決め打ちで店頭で買うという消費行動だそうです)

ちなみに、投稿数は1日1投稿くらいがちょうどよいとのことです。フィード投稿とStoriesは分けて捉えているようなので、Storiesの活用はした方が良いとのことでした。

Q インスタの広告はタップするか?

A どこに遷移するのかわからない広告は無視する。アプリDLなど導線が明確なものはタップする。

A 具体的な内容が書かれているものはタップする。興味だけ惹こうとしているものは無視する。

A タップしない。そもそも広告を見るためにインスタを使っていないから。

Q どういう人をフォローしているか?

A ファッションの参考にできる人。自分の背格好に近い人。(みんな身長を気にしている)

A イケてる友達がフォローしている人。イケてる友達の情報源に自分もアクセスしたい。

以下は、テテマーチさんが調査した100人アンケートの内容を一部ご紹介です。

●企業アカウントをフォローする人の割合 47%

●ハッシュタグ検索をする人の割合 53%

●インスタで欲しいものを見つけたことがある人の割合 74%

●毎日インスタを開く人の割合 92%

アプリはわざわざDLしない

スキマ時間があればインスタを開いて投稿をチェックしているとのことでした。自分の場合だとFacebookがそんな感じの使い方なので、完全に彼らとは生存しているプラットフォームが違うんだなと思いました。

得たい情報が友達の行動やファッションなどの関心事中心なので、それが展開されている場所としてインスタが最適なのだと思います。

Cchannel好きの子が居たのですが、インスタのアカウントは全てフォローしているのに、CchannleのアプリはDLしていないそうです。Cchannelが好きならアプリを落として好きなだけ見ればいいのに、と思うのが普通ですよね。

でも、彼女はインスタを開くという行動を起点に、全ての情報にアクセスしたいという思いがありました。別のアプリを開くという一手間を過剰に拒否しているのです。

顧客の可処分時間の在り処で戦う

アプリは活用してもらえればLTVを高めるのに有用です。起死回生の一手としてアプリ導入を促される企業が多いのではないでしょうか。

でも実際には多くのアプリがそこまで活躍できていないと思います。McDonald、UNIQLO、無印などいくつかのアプリでも成功している企業の事例を見せられて、その気にさせられてしまっているなという印象です。

なぜ企業のアプリをわざわざDLしなければいけないのか、DLした後も開く理由が何なのか、その辺りの答えを持てていないまま、アプリを作るという手法に流されてしまっていては、期待通りの結果を得るのは難しいと思います。

顧客の行動の起点がどこにあるのか、日常のスキマ時間をどこで消費しているのかを考えれば、自ずと自社のマーケティング活動をどこで行えばいいのかがわかります。

とりあえず、10代後半〜20代へはインスタ活用が必須だということがわかりました。

参考 テテマーチ http://tetemarche.co.jp/

   インスタアンテナ http://insta-antenna.com/

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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